Wednesday, January 18, 2012

楽しい英会話マスター方法:オンラインで楽しく英会話上達・オンタノ英会話

Hi there,
みなさま、ご訪問ありがとうございます。
オンラインで楽しく英会話上達、略してオンタノの管理人うろこです。

みなさま、復活おめでとうのメッセージやコメントをありがとうございます!
今日はオンタノブログ、4回目の開設記念です!
とはいっても今年はお休みがちでしたが、
明日からはとうとう5年目突入…(TT) みなさまありがとうございます!
このブログは長くおつきあい下さる方が多くて、私は本当に幸せモノです!
ありがとうございまあぁあぁあぁっす!

さてさて…
私はよく、英語の語順のまま、日本語として整形せずに
頭からドンドン理解していっちゃいましょう、
瞬時に整形できる通訳さんたちはプロになるための修行をつんでいます…と書いてきましたが、
じゃあ、通訳さんたちはどうやっているの?というご質問をいただきました。

そこで通訳をしている知人に、
「英語を使おうと練習している人にも役立ちそうな訓練ってどんなの?」と聞いてみたのでご紹介いたします。

 ■日本語と英語の語順の違いを再確認 

ブログ常連のみなさまには「またかいな」系の話ですが、

愛しき母国語の日本語は、周囲の状況から説明しつつ
「〜が○○だから、この状況からは、こうするのがスジなんだ」
というスタイルの文章が非常に多いものですよね。

一方、英語は、私はナニナニだ、なぜならば…という、
「主人公」が中心で結論ズドン、それからようやく、なぜならね、という感じで、アレコレ状況をくっつけていく方法です。

過去記事より引用しますと…
例えば、「雨が降っているから、傘が必要だ」という日本語の表現は、
このままでは、おしゃべり英語には変換しにくいんです。

コレを、「誰がどうしたをズドンと先に」言ってしまって、
後からアレコレ状況をくっつけていく方式で表現すると

ワタシ必要なのよ、傘が。雨だも〜ん。となりまして、アラ不思議。
…これは、このままの語順で通じるお喋り英語に変換しやすくなっています。
→ I need an umbrella, it's raining. シンプルですが十分通じます。
引用ここまで

このようにおしゃべり英語では、語順も、しゃべっていく優先順位も、
まず最初に来るのはナニがどうした、の「主張」です。
次に「理由」がきて、事例などは最後に来ることが圧倒的に多い。

英語のリスニングも、初めのうちは
母国語で慣れている語順とは違う情報が先頭に来るので、
なんだかフイをつかれた感じで理解しそびれ、
そのまま相手はダラダラと話を続けるものだから、
うーん、もうグズグズ…という体験をされている方は多いと思います。

ですからまずは言語の文章構造の違いを納得してしまった方が、
大人の脳みそは納得しやすいんですね。

リスニングの場合は、ワタシ必要なのよ、傘が。雨だも〜ん。
という状態で文章の頭からどんどん理解していくことに慣れてしまうのが、
一番の早道です。

*これを日本語として整形する訓練は、
これから英語を使おうとしている人には混乱の元になるのでは、
ということなので、今回は割愛します。
(私もこの意見には賛成・なにしろ整った和訳をしようとすると、
 日本語の知識が膨大な分、選択肢も多いので確実に会話のスピードから置いてきぼりをくらいます)

語順についての参考記事
リスニング上達のブレーキをはずそう!>語順の違いを再納得
リスニング練習方法・手ごわい会話英語を一口サイズにしてみる効果

 日本語を英語にするには、言いたいことを英語の語順で捉えなおしてみる■ 

■頭に浮かんだ日本語を英語に

さて、ではスピーキングの話です。
これもまた、母国語の語順が大きな影響力を持っているので、
頭に浮かんでくるのは、何をしゃべろうとしていても、
日本語の場合、たいていは「状況」→「それゆえ」→「主張」という順番ですよね。

愛しい母国語は状況、ことがらを全体的に捉えて話をするので、
当然の結果としてこのような語順になりますが、

英語はモノや人物を単独で捉えることが多いので、
「ダレがどうした、ナニがどうだの主張」→「理由」→「事例」の順番になります。

そこで、私たち日本人がが英語リスニングに慣れるまで経験するように、
想像していたのと違う情報が文章の初めに来ると、
英語圏の人も、ん?と、感じます。

彼らはなにせ、「まず主張」スタイルで育ってきている人々ですから
これはお互いさま、というところですね。

そこで、日本語で浮かんだことを英語にするときは、
相手がわかりやすいように語順を変えねばなりません。

そこで肝心なのは、流しソーメンのごとく流れていく会話の中では、
ただ浮かんだことばを英語に変えて、
そこから語順をアレコレと変えてみるヒマはありませんので、

まず「自分は何を言いたいのか」ということに注目しなおしてみるんです。
主張第一モードに、「考え方」をシフトしてみるんですね。

もちろん、シフトするにも練習が必用です。

なにせ母国語で使い慣れていることですから、
もはや無意識モードで、まずは状況から伝えたい。
でも、「状況はさておき、私は何を伝えたいのか」と考えて、
伝えたいことの中心を、捉えなおすのです。

こうなると、伝えたいことがらの本質はたいていシンプルですから、
英語での言い回しをいくつか覚えておけば、
それに当てはめて発言ができるわけです。

【浮かんだことから「伝えたいことの本質」を捉えて、
 主張部分から(英語の語順で)シンプルな英文に変えていく】

これは、通訳の知人が使っている方法のうち、英語学習者にも使えるのではないか、ということでした。
それから、シンプルな英文に変えて行く時には、
【よく使われる言い回しや、応用が効く言い回しは、フレーズまるごと覚えてしまう】
のが効率的、とのこと。

(通訳さんたちは、語順が激しく違う言語を行き交うために、
膨大な分量の例文やパターンを、頭の中に持っていらっしゃいます。)

■難しい単語ではなくフレーズ単位で覚えておく
日本での英語教育は「読み書き英語」が中心です。
このため、普段の会話ではなじみの薄い「読み書き単語」を
たっぷり教わってきている、という事実があります。

そういう単語は big word と呼ばれて、まーた小難しい単語を使って…と
からかわれたこともよくあります(TT)
英語ネイティブよりも難しい単語には詳しいのに、
普段使いのことばとなじみが薄いのはせつないもの。
↑よそ行きの洋服ばかり持っていて、みんなの作業に加われない、みたいな

よく考えれば、母国語だって、普段の会話には、
日経新聞に出てくるような語彙はなかなか登場しませんもんね。

難しい単語を和訳で覚える(そして発音は後回しにされる)学校の試験方式だと、
会話のときには非常に辛い思いをします。

なにしろ相手に伝わってナンボの通訳さんですから、
ことの本質を得ている単語で自分が発音しやすい単語、通じやすい単語を
選ぶという作業をされているそうです。

そこで…
【難しい単語は、簡単なフレーズに置き換えて覚えておく】
これも、通訳さんがしていることで、英語学習者にも役立ちそうなTIPSです。
難しい単語を、平易なことばに変換するには、英英辞典がとっても役立ちます。

■「伝わってナンボ」

「伝えたいことはナンだろう」という視点、
「相手に伝わりやすいようにシンプルに」という態度
これが、実際に使う英語には、とても重要なことに思います。

いやいや、実は英語に限らず、
「自分が本当に言いたいこと」の本質をとらえて、
「相手に伝わりやすいようシンプルなことばにして発言していく」という練習は、
コミュニケーション上でとても大切なことですよね(^^)

さて、こんな風に、日本語で浮かんだ会話内容は
言いたいことの本質を捉えなおして、
英語の語順で考える一手間を置く、
相手に伝わりやすいよう、平易な言い回しを覚えて使う、
という方法をご紹介しました。

だがしか〜し!

これもまた、二つの言語を一つの会話でやりとりしているので
かなり負担のかかる方法ではあります。

でも、ご心配なく。
英語の言い回しの在庫が増えてくると、
「こういうことを伝えたいときは、この表現」というパターンが頭の中に出来てきます。
そのパターンを使っているうちに、考えなくてもポンっと浮かぶようになってきます。

そして大人の脳みそは、
まったく新しいことを覚えることは苦手になっていても、
今までに馴染みのあることに関連づけていく作業は若者よりも高性能と言われます。

ですから頭の中に蓄積されている表現パターンが増えてくればくるほど、
新しい表現方法も、なにかに関連付けて、覚えやすくなってくるわけです。
そしてこのパターンが増えてくると、だんだん、
「英語は英語で」いじったほうが、ラクチンという状態に、自然になっていきます。

知っていることが増えるほど、
会話を操る配線のアチコチがつながって、ある日、フと
「ああ、楽になってる!」と嬉しく思うことが多くなってきます。

ただその配線が、あと10センチなのか、あと5ミリなのか、
外からは(自分のものなのに)見えないのが辛いところ…
でも脳みそのシナプス君たちは頑張っていますので、
自分にエールを送り続けることはお忘れなく…!!

また、懐かしい方には懐かしいシナプス君の絵をご紹介しておきます(^^)

相変わらずダラダラになってしまったのでまとめをココに:
【浮かんだことから「伝えたいことの本質」を捉えて、
 主張部分から(英語の語順で)シンプルな英文に変えていく】
【よく使われる言い回しや、応用が効く言い回しは、フレーズまるごと覚えてしまう】
【難しい単語は、簡単なフレーズに置き換えて覚えておく】
今日のポイントはこの3つでした。

あと、当たり前すぎるといえば当たり前なのですが、
声のボリューム、これも、本当に大事です。
他言語を使うときにはどうしても億劫になるので声が小さくなりがちですが、
息をタップリ使ってしゃべることもお忘れなく…!

今回も最後までお付き合いくださってありがとうございました♪

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